コラム「保育施設で働く調理員・栄養士のすすめ」
保育施設には、子ども達とその園で働く職員さんなどたくさんの人が生活しています。
子ども達にとっても、そこで働く大人たちにとっても、しっかり遊び、しっかり働くために「食べること」は欠かせません。
では、食べられさえすれば、また、栄養価が整っていればなんでも良いのでしょうか?
いいえ、そうではありません!子ども達はとっても「グルメ」です!!
味、匂い、舌触りや食材の大きさなどの形状、盛り付け方など、気に入らないと食べないこともあります。
その「グルメ」な子ども達にいかに美味しくモリモリ食べさせるか・・・そこで調理員さん、栄養士さんの出番です!
ほとんどの保育施設には「給食室」や「調理室」と呼ばれる部屋があります。
ここで、調理員さんや栄養士さんが保育施設で提供する給食やおやつを毎日作っているのです。
栄養士さんは、1日の栄養量を計算しながら献立を立て食材を発注します。
調理員さんは、その献立をもとに食材の切り方、味付け、調理法を考え、子ども達が美味しく食べられるように工夫しながら作ります。
それに加えて、卵・乳製品・小麦・果物などアレルギーをもつ子ども達がいたり、月齢に応じた離乳食を作ったりするので、その作業行程は多く、また細心の配慮が必要になるので、とても大変なお仕事です。
でも。 調理員さんや栄養士さん達は口を揃えて言うのです。「今日の給食美味しかったぁ!」という子ども達の言葉と笑顔がどんなに嬉しくて励みになるのか!
子ども達は、「グルメ」な上に「素直」なので、美味しくなければ食べないし、笑顔も賛辞もありません。
毎朝、給食室から漂ってくるお出しの匂いに、鼻をクンクンさせながら「今日の給食何だろうね」と友達や先生と話しながら園庭に駆けていく後ろ姿は、幸福感に溢れています。
そんな子ども達の元気のもとを支えているのが給食室であり、調理に携わる方々なのです。
そんなやりがいがある、温かい職場が保育施設にはあるのです。あなたもぜひ働いてみませんか。